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令和3年院長挨拶

ごあいさつ

佐世保南高校 顕彰碑前
佐世保南高校 顕彰碑前
  昨年より新型コロナウイルス感染症が世界中に猛威を振るい、我が国でも新しい生活様式を求められると共に医療現場では行政と協力してコロナ感染症の感染拡大を防ぐ取り組みに日々尽力しておりますが、コロナ感染症は完全に終息しないとも言われており今年は現状の医療状況で大きく変動しないだろうと思われます。このような環境下でも佐世保記念病院は運動や嚥下のリハビリ訓練を含め長期入院が可能な療養病院です。一般に、病院群は癌治療や緊急対応等を主体に診療を行う佐世保市総合医療センターや長崎労災病院のような大手病院と、専門医による診断と治療を受けても在宅療養するにはまだ無理な方々に療養を提供する療養病院に大きく分かれています。当院は療養型の病院で、大手病院で治療を受けても在宅生活が無理な方々にリハビリ等を実施しながら在宅までの期間を入院され、他方で一般の内科や外科を主体にした外来診察も行っています。更に、癌末期等の方々には終末期医療を含めた介護を提供する介護医療院も院内に併設しております。

 ところで、近年の医学は飛躍的に診断や治療領域が進歩したことで長生きが可能となり、結果として高齢者が増加するにつれ認知症も増えてきました。日本は世界に先駆けて高齢化社会に突入している状況で5年後には5人に1人は75才以上の後期高齢者とも言われ、更に出生率低下による人口減少を伴う老人国家が到来するかも知れません。高齢者ともなれば高血圧、脳梗塞や心疾患など何かの持病を抱えての日常生活となるため政府は社会保証制度の改革と抑制を考慮し、各医療機関には病床ベット数の削減を要請すると共に、老人保険料の引き上げが実施されました。更に在宅医療を中心に「治す医療」より「支える医療」に舵取りをするようになっていますが地域差を生じています。更に昨年度から介護保険制度の改革で受けられるサービスが減り本人の負担額は増えました。当院は高齢者が摂食・嚥下障害を生じ何も食べられない動けない方が多い事から入院患者一人一人に「管より口」を合い言葉に、歯科衛生士やリハビリ専門職員が食べられない患者様に対応して来ました。10年前より全国的にも有名な山部歯科医の指導のもとで口腔ケアを進め、少しでも口から食べれるように環境整備も進めたことが他の病院との大きな相違でしょう。高齢者となれば腰痛や関節痛などに陥り入りやすい事から患者一人一人に運動や認知のリハビリ訓練を進める事で身辺処理が可能な元気さを確保出来るように努力しています。

  当院の立地場所が鹿子前地区もパールシー水族館を見下ろす高台に位置し、九十九島の一部を見渡せる場所にあるため坂を登りますが,ご家族と離れての入院生活では介護を要する方にもリハビリ訓練を提供しご家族の元へ一日でも早く戻れる事を目標に療養生活を安心して送って頂くよう職員一同は日々励んでおります。当院は夜間の緊急入院は職員の手薄で避けておりますが、日中は医師数も確保出来たことで急患にも対応可能となりましたので市内や県北地区の地域住民のために医療提供を進めております。また、看護と介護の質を年々高め、入院されてる皆様には安心安全な医療を提供できるようにも努力致しております。



 令和3(2021)年1月 
院 長(脳外科専門医 兼 外科認定医)森山 忠良



 
 
 
 

 
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