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令和2年院長挨拶

ごあいさつ

佐世保南高校 顕彰碑前
佐世保南高校 顕彰碑前
 佐世保記念病院は運動や嚥下のリハビリ訓練を含め長期入院可能な病院です。近年、病院群は一般に総合医療センターのように癌治療や緊急対応を主体に診療を進める大手病院と、専門治療を受けても自宅へ戻るにはまだ無理な方々に長期療養を提供する療養病院に分かれています。当院は療養型の病院で、大手病院で治療を受けても在宅での安静が無理なの方にリハビリを実施しながら在宅療養までの期間を送る事が可能です。一般内科や外科を主体にした外来診察も行っています。更に、癌末期などの方々には終末期医療を含めた治療と介護を提供する介護医療院も院内に併設しています。
 日本は世界に先駆けて高齢化社会に突入している状況で、特に出生率低下による人口減少に団塊の世代が高齢化する老人国家が5年後には到来します。近年、医学は診断や治療領域が飛躍的に進歩したことで長生きが可能となり、結果として高齢者が増加し、それと共に認知症も増えてきました。高齢者には体力の低下が問題となり、リハビリ関連による治療も増えて来ています。高齢者ともなれば高血圧、脳梗塞や心疾患など何かの持病を抱えての日常生活となるため政府は社会保証制度の改革と抑制を考慮し、各医療機関には病床ベット数の削減を要請し、国保の保険料の引き上げなどの対策を実施しているのです。更に在宅医療を中心に「治す医療」より「支える医療」に舵取りをするようになって来ていますが、地域差を生じています。また、今年からは介護保険制度の改革で受けられるサービスが減り本人負担額は増えて来ます。このような状況下で、当院は高齢者が摂食・嚥下障害を生じ何も食べられない動けない方が多い事を重視し、入院患者一人一人に「管より口」を合い言葉に、歯科衛生士やリハビリ専門員が食べられない患者様に対応しています。10年前より全国的にも有名な山部歯科医の指導のもとで口腔ケアを進め、口から食べられなかった入院患者が少しずつでも食べられるように環境整備を進めて来たことが単に長期入院を送られてる療養病院との大きな差でしょう。高齢者となれば腰痛や関節痛などに陥りやすい点から、予防対策として入院患者一人一人に運動リハビリを進める事で車椅子利用より散歩可能な元気さを回復するように努力しています。
 ところで、厚生労働省は医療界全体に地域医療構想を実現するように指導も専門主体に診療する大手病院ではクリニックから紹介される後期高齢者を引き受けると治癒する可能性が低い点や入院が長期化することから診察を拒否する事件もあるとも耳にします。当院は祭日や夜間の緊急入院は職員手薄で避けておりますが、日中は医師数など確保出来たことで急患にも診察・入院させられるまで対応可能となり、佐世保市内や県北地区の地域住民のため医療提供を進めています。
 当院の立地場所は鹿子前地区もパールシー水族館を見下ろす高台に位置し、九十九島の一部を見渡せる場所にあるため来院には少し坂を登りますが,ご家族と離れての入院生活では治療は当然としても介護を必要とされる方もリハビリ訓練に励む事ができ、ご家族のいる日常生活へ戻る事を最大の目標としてゆっくりと安心して療養生活を送って頂くよう職員一同は日々励んでおります。佐世保記念病院は看護と介護の質を年々高め、入院されてる皆様に安心安全な医療を提供できるように努力致しております。
 
 令和2(2020)年1月
院 長(脳外科専門医 兼 外科認定医)森山 忠良
 
 
 
 

 
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